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「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)
「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)

あれから、どう変わった?

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)

あれから、どう変わった?

これまでTOKYO VOICEに出演してくれた人たちに聞く、今この瞬間の生き方のはなし。前回出演時のバックナンバーとともに届けます。

新しい日常の中で、これまでTOKYO VOICEが取材してきた人たちは、今何を感じ、どう生きようとしているのだろう。今回は2018年のTOKYO VOICE vol.4に登場した、Akari Dritschlerの今。長野県に暮らす高校生だった彼女は、「FAITH」としてメジャーデビューして、東京で初めての一人暮らしを初めた。

「ライブの打ち上げで 『私バンド続けるわ』って 5人でハグみたいな」。長野県伊那市で結成された高校生たちによるバンドFAITH。フロントマンのAkari Dritschlerに話を聞いたのは、2018年の2月。当時彼女は高校3年生。卒業後はアメリカに行くつもりだったけれど、東京で5人でバンドを続けると、決意を語っていた。

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)
2018年2月、長野県にて

前回出演時のバックナンバーはこちら
TOKYO VOICE VOL.4

インタビュー
Akari Dritschler/長野県出身
(バンドマン・高校生/18歳 → バンドマン/20歳)
※この記事は2020年4月24日にインタビューしました

前回のインタビューから、生活はどう変わった?

あの日TOKYO VOICEで撮ってもらった写真、今もすごくお気に入りで。メンバーも部屋に雑誌を飾ってたりするんです。伊那の雪の中でみんなで走り回って、雪合戦して。メンバーみんなまだ高校生だったし、私もみんなも変わったと思います。あの頃の私は、バンドは趣味の延長っていう感覚っていうか、ただ楽しいって、その思いだけでやってて。今も楽しいが前提ですけど、東京に引っ越してデビューして、今はバンドとしての在り方とか考えるようになったんですよね。それでメンバーともぶつかるし。たぶんお互いに伝えきれてないこともあると思うけど、もっと深い関係になったと思う。言いたいこと言っても大丈夫なんだって思えるっていうか。今まで自分は割と言えないタイプだったので、本当最近ですけどね、そうなったのは。

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)
2018年2月、長野県にて

実際の東京の暮らしはどう?

この部屋、初めての一人暮らしの場所なんです。東京に出たら、毎日パーティーみたいな感じだと思ってたんですけど、案外平日とか暇なんだなって。土日しか遊べない友達も多いから。あと、この部屋、冷蔵庫がリビングの中にあってけっこう存在感あるんですよ。キッチンに置くスペースがなくて。それはイメージしてた理想の一人暮らしと違う。こんなはずじゃなかった(笑)。でも楽しいです。最近も。家で過ごすのが得意なんだと思います。家の中って完全に自由だし。

今の生活で、どんなことを感じる?

FAITHでインスタライブしたり、それぞれの家でセッション動画録ったり。ラジオの出演とか、家からできることをしてます。バンドのこと以外の時間はテレビ見たり、あと料理も。でも料理するの最近控えてるんですよ。楽しくて、凄い大量に作っちゃって、作った分全部食べちゃうから(笑)。やばいです。三食分くらい食べちゃうから気をつけようと思って。あと、小さい頃見てた番組見て。私ディズニーチャンネルで育ったんですけど、それ見てひたすら懐かしさ感じてる。

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)
2020年4月、オンラインでインタビュー

今の生活の中で感じることは?

私パソコンとかデジタルが苦手で、最初はzoomも知らなくて。高校の時情報の授業取ってたのに、疎いんです。エクセルとかめっちゃ勉強したのに。それでこの前、FAITHのみんなとzoomつないで曲づくりしたんですけど、すごい便利でびっくりしました。今はサブスクもあるし、ネットでできることってすごくたくさんあるんだって。でも、あんまり生身の人間に会わないのが続くと、どこかおかしくなってきちゃいそうだなって、ちょっと思います。オンラインで顔見て会った気になってるけど、それに慣れると、今度実際に会うとき緊張すると思う。遠距離恋愛してる子の話とか聞くと、会えないって結構致命的なのかもしれないって思う。特に恋人同士だと、それで冷めちゃうカップルも多いんじゃないかなって。本当に、今は世のカップルを応援したい気持ちです。

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)
2018年 2月、東京都下北沢にて

以前の生活に戻ったら何をしたい?

ピクニック! お弁当とビール持ち寄って。お花見できなかったのがけっこう心残りなんですよね。20歳になって、お酒飲めるようになって初めての花見が、今年だったから。あと、ライブは本当にしたい。もうどんな意味でも早く収束して、早くライブができるようになってほしいです。今すぐにイブは難しいけど、でも配信で新しい曲とかライブ映像を出したりとか、できることはあるし、いつかまたライブに行ける日を楽しみに過ごしてもらえるようなことをしたい。それまで頑張ろうって思ってもらえたら嬉しいし、私は音楽っていうツールがあるから。そこで今できることをやろうって。

今、音楽で伝えたいことは?

私、歌詞とかライブで伝えたいメッセージって、ヘイトの感情から生まれることが多かったんです。怒りみたいな。でも、今はそのヘイトすら生まれないくらい、ハッピーな自分もいるんです。1日中家にいて、好きな音楽を聴いていられるだけで、幸せだなあって。今だからこそできることもあるし、落ち込むより、この状況だからよかったことに目を向けたいって思う。もし今ライブができるなら、そういうことがメッセージになるのかな。ヘイトじゃなくて。世の中は悲惨な出来事もあるし、大変な思いをしてる人もいて、全員に向けられる言葉じゃないかもしれないって思うけど。でも、その上でポジティブなことを伝えたい。私も一人でいると考え込みがちなタイプなんですけど、だからこそっていうか。

「今はヘイトすら生まれないくらいハッピーな自分もいる」Akari Dritschler(バンドマン・20歳)
2018年2月、長野県にて

自粛期間の楽しみは?

バーチャルムービーナイトって言って、友達と電話つないで、同じタイミングで同じ映画を見るんです。2本。3本見て、6時間くらいずっと電話したり。あと居酒屋に行けないから、宅飲みセットが充実してきてます。あ、最近味玉作ったら美味しかった。茹で卵とお醤油と鶏がらスープの素をジップロックに入れて放置。簡単だし、おすすめのおつまみです。最後がこんな話でいいのかな?(笑)。

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