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「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE
「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE

「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からのEDITOR’S VOICE

紙版TOKYO VOICE vol.8が、9月17日から配布スタート。今号の特集テーマは「別れ/旅立ち」。人生の岐路にある、別れと旅立ちを入り口に、様々な人たちの人生のドラマに迫りました。最新号の発刊に寄せて、新編集長の山若マサヤからのメッセージ。

人生の岐路には「別れ」と「旅立ち」がある

新しいTOKYO VOICEを作るなら、「旅」をテーマにしたいと思った。人生のターンニングポイントには、いろいろな形の別れと旅立ちがあるはずだから。それは、環境の変化かもしれないし、過去の自分との決別かもしれない。仕事や生き方についての決断や、大切な人との別れもあるだろう。

「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE
「ふとした時に考える 病気とか 別れとか」「私はこれで人生最高 人生の集大成ぐらいの 気持ちでやってるよ」(ラップユニット・祖母と孫/68歳と16歳)[TOKYO VOICE vol.8本誌より抜粋]

別れと旅立ちは、時に有無を言わさず僕たちの前に現れる。あるいは自ら決意して選ぶこともあるだろう。そんな人生の岐路に立ったとき、人々は何を感じ、迷い、決断してきたのだろう。僕たちはひとりひとりに会って人生の話を聞きながら、そこで語られる本当の言葉を大切に拾い集めていった。

「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE
「逃げたくなるけど 逃げないほうが 面白いんじゃないかなって」(ダンサー/19歳)[TOKYO VOICE vol.8本誌より抜粋]

僕自身が初めて旅に出たのは、20歳の冬だった。片道1万円の航空券で沖縄に向かい、路上で日銭を稼ぎながら過ごした。その3ヶ月で、僕は自分のちっぽけな常識をぶち壊す、個性的で魅力的な人にたくさん出会った。

世界は思っていたよりもずっと自由で、広かった。そのとき僕は、予定調和の人生に別れを告げて、どうすれば自分らしく自由に生きられるか真剣に考えはじめた。それから紆余曲折があって、こうして今TOKYO VOICEを作っている。

「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE
「別れたい でもそんなこと 許されるのかな」(会社員・銭湯番台/26歳)[TOKYO VOICE vol.8本誌より抜粋]

僕が編集長になることが決まったのは、前の7号目が完成したあと。アートディレクターの荒金さんの事務所でみんなでビールを飲んでいたときだった。僕は紙を作り、創刊編集長の山本さんは、ジェネラルディレクターという立場でこのWEBマガジンを立ち上げた。そうして、TOKYO VOICEは紙とWEBふたつのメディアにパワーアップした。僕たちの新しい旅も、はじまったばかりだ。

街ですれ違ったあの人は、
何を考えて生きているのだろう。

実は、「別れ/旅立ち」という今回のテーマは、本誌のどこにも書いていない。それには理由があって、何の前提や文脈もなく、同じ時代に生きる、多様な人に出会ってほしいと思ったからだ。

「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE
「最近は いつか競技者じゃ なくなる日のことばかり 考えてるかもしれない」(クライマー/26歳)[TOKYO VOICE vol.8本誌より抜粋]

TOKYO VOICEには、世界的に有名な人も出てくれば、世間的にまったく知名度のない人も、分け隔てなく出る。俳優やアーティストがいれば、街の飲食店で働く人や高校生がいる。みんな同じように、ただ自分の生き方について語っていくだけ。

SNSで簡単に個人の日常を知ることができる時代、その人が何者なのかがときに、見えてしまう。だからこそ、繋がりも予備知識もなしに人に出会い、その生き方に触れるという体験は、とても貴重なものだと僕は思う。

街ですれ違ったその誰かにも、人生のドラマがある。僕たちと同じ時代・同じ街で、いろいろな人が一所懸命に生きているのだ。その視点があれば、世界は少しやさしく自由になる。そんな気がしないだろうか。

「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE
「別に行ってみたい 場所もないけど でも 歌うためなら どこでも行きたい」(歌手/31歳)[TOKYO VOICE vol.8本誌より抜粋]

TOKYO VOICEは、全国300箇所以上でフリーで配布している。配布協力店の一部はここに書いてある。なくなりしだい配布終了だから、まだ持っていない人は、ぜひ取りに出かけてみてほしい。思い切って、知らない街や行ったことのない店へ行くのもいいと思う。

僕たちはどうして旅に出るのだろう。それは、なにかのきっかけを求めているからかもしれない。世界の見方が少し変わる発見、閉塞感を打ち破ってくれる出会い。漠然とした期待を持って、僕たちは新しい場所へ出かける。その気持ちさえあれば、家を一歩出たときから、いつだって旅は始まる。

「別れ」があって「旅立ち」がある。TOKYO VOICE Vol.8発刊に際して、編集長からの EDITOR’S VOICE

TOKYO VOICE 編集長 山若マサヤ

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