TOKYO VOICE

TOKYO VOICE

TOP > BACK NUMBER > Vol.6 > The Voice 03

今日はだいぶ 素の自分です

 

恋はしたことがあるけど
愛ってよく分かんないです

 

一生ひとりの人しか
愛さないって
無理だと思う

散歩、好きなんですよ。歩くのが好きで、毎日1万歩以上は歩きます。カメラを持ち歩いて、気になったものがあれば写真に撮って。撮れる時はずっと撮ってますね。 普段は撮られる側ですけど、私の中で静止画って自分を表現できるもの。だから今日はだいぶ素の自分です。何も考えず、ただ楽しくその場にいた感じ。本当にありのまま。芝居の場合は、ずっと芝居のことを考えながら演じてます。前はただ楽しくお仕事をしていたんですけど、ここ4ヶ月くらいでスタンスが変わりましたね。主演のドラマ『パフェちっく!』や『高嶺の花』という作品に出演させていただいて、作品作りについてすごく考えるようになりました。朝から晩まで休みなく撮影して、監督と泣きながらぶつかり稽古をして、もうお芝居したくないってくらい役のことが分かんなくなったりして。スタッフの方の頑張りを、私の演技で殺すことはできないじゃないですか。だからひたすら作品と向き合って、必死に走り抜けて、そしたらいつの間にか撮影が終わっていた感じです。なんだろう、いろんなことがありすぎて、正直私自身もここ数ヵ月のことをよく把握できてないんです。自分の性格上、ここがこうなったとか、流れを論理的に理解したがるんですけど。あまりに目まぐるしかったので、まだついていけてないんですよね、正直。

エゴサーチ、めっちゃします。自分が出る番組の時間帯は、必ずSNSをチェックしてます。自分を研究する上で全てのコメントがすごくありがたいですし、ダイレクトに声が届くので。前は悪いことが書いてあったらすごく落ち込んでました。かわいくないとか、演技下手とか、棒読みとか、痩せすぎとか。その時は凹んでどうしようどうしようって感じだったんですけど、今は気にしなくなりましたね。世界中にこれだけ人がいるんだから、いちいち落ち込んでも仕方ないなって。吹っ切れました。ずっと吹っ切れたかったんです、それまでは。中学生くらいまで他人からの視線がすごく怖くて。常に楽しくいなきゃいけない、こうしなきゃ自分のイメージが壊れちゃうとかばかり考えて、自分で自分をどんどん苦しめてました。だから、表面ではいい子にしながら、自分の中にブラックひかるがいたんですよね(笑)。なんだろうな、ブラックひかるって。本当はこうしたくないのにとか、これ食べたくないのになとか。なんかスケールちっちゃいですね。でも、今は吹っ切れたのでブラックな部分も表面も全部一緒になっちゃった(笑)。開放的になって、前に比べると割と何でも言えるようになりました。やっぱりカメラに映る仕事をしているので、嘘ついてもすぐにバレちゃうんですよね。分かる人には分かっちゃう。それこそ、SNSに投稿した写真ひとつでも「元気そうだね」とか「ちょっと元気ない?」とかのコメントを下さるんです。そういう写真のちょっとした変化にも気付いてくれるのに、私が嘘なんかつけない。気を遣って人に合わせることが得意ではないし、そんな姿を見ている方も見苦しいだろうし。逆に自分をさらけ出すことで親近感を抱いてもらったり、似てるところがあるなって感じてもらえたら嬉しいなって。SNSでもらうコメントは絶対全部見て、支えだったり力にさせてもらってます。日々リアルな声がダイレクトに届いてます、それはもう痛いほどに。

恋はしたことありますよ。小学校の6年間はずっと同じ人が好きでした。小3くらいの時かな、告白ってほどじゃないですけど、その人に「誰か気になってる子いるの?」って聞いたんです。シチュエーションもすごく覚えてますよ。身体測定が終わった後の廊下に、偶然2人きりになって。上履きを履き替えながら聞いたんですよね。ドキドキしたなあ。その子は、気になってる子として、私ともう1人の女の子の名前を挙げたんです。その時は嬉しかったけど、今思えばなんで2人挙げてるんだよ!って感じですね(笑)。中学に入ってからは、すごく素敵な先生がいてその人に憧れてました。入学式で、あの人カッコいい!って思って、バスケットボールをしてるって聞いて私もバスケットボール部に入って。その先生は、実は男子バスケットボール部の顧問だったんですけどね・・・(続きは本誌で)

The Voice / Takahashi Hikaru
Photographer / Kitaura Atsuko
Styling / Kasahara Yuri
Hair & Makeup / megu
Text / Oshita Anco
Edit / Yamamoto Yuki