TOKYO VOICE

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私 ユウに憧れてるんだよ

  

俺は 今も恋愛感情があるよ

〈雄大〉愛は自然にあるものだと思うな、俺は。自然が恵んでくれるもの。

〈友実〉愛は恋よりも大きいと思う。恋はだって、男女間のものでしょ。この人好きとか嫌いとか。愛は、地球愛とか人類愛とか平和愛みたいな、もっと広くて大きい。お豆腐を作るのだって愛だし。

毎朝、にがり打つ時愛込めてるもんね。

そう。食べた人のお腹の中がキラキラキラーって光って、体の中の悪いところを滑らかにしてくれるのをイメージして。でもお豆腐って不思議で、毎日同じ条件下で一生懸命作ってるのに、全然違う仕上がりになったりするんだよね。日によってちゃんと固まらずに、豆乳のままだったりとか。その違いって、たぶん自分の心の問題なんだよね。

俺、豆腐を見ればわかるもん。トモ今日穏やかにできたなとか、ちょっとイライラしてるなとか。

なにそれ、悔しい。ユウは常に穏やかで安定してるよね。私は毎日安定していられるわけではないから、意図的に心を浄化するようにしてるの。自分が光の粒に戻るようなイメージをして、毎朝生まれ変わったつもりでお豆腐さんと向き合ってる。じゃないと、自分の感情がそのまま入った垂れ流し豆腐なんて、お客さんに出せない。でも、前に比べると感情の起伏マシになったよね?

いや、そこはあんまり変わってないよ。

もー本当に厳しいよね、そこに関しては。結婚してから掃除しろとか洗濯しろとか言われたことないけど、なんて言うんだろう、根本的なところ・・・(続きは本誌で)

The Voice / Tomomi Mori, Takeshi Mori
Photographer / Nanasaki Yuri
Text / Oshita Anco
Edit / Yamawaka Masaya