TOKYO VOICE

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好きって言ったの この部屋にいるときだよね
そう 映画観てる途中で結構急だった

ホントに大事な人にしか「甘えちゃダメだ」とか言わない

あのときの私のプライド なんだったんだろうね

〈彼女〉誘ったのは私からです。友達を好きになったことなかったから、自分でもびっくりですけど。呼び名は “昇ちゃん”。私のことは“佑果ちゃん”って呼んでるんだよね。あれ……なんで照れてるの(笑)?

〈彼〉だって……なんか照れるじゃん。

カッコつけてないのがいいんだよ。『佑果』って呼ばれたいときあったけど、やっぱり30~40代からでいいかな。私もそのうち年取っていくから。最初は友達に『佑果と神庭っちって合いそうじゃない ?』みたいに言われたんです。そのコは周りの友達を分析してて、このタイプとこのタイプが合うって分かるみたい。もう 4人くらいキューピッドしてる。

その友達は心理学専攻してて、超頭よくて。俺たち、きっと分析されたんです。いきなり俺に電話かけてきて『佑果は神庭が好きらしいよ、たぶんこれから誘いがたくさん来るからね!』って切られた。

わざわざ『好き』とか言わなくてもよかったんだけど。超恥ずかしい(笑) 。正直、そのときはまだ好きとかまでじゃなく『神庭っちはこんな音楽や映画が好きなんだよ』ってそのコに説明されてから興味が湧いてきて。デートに誘ったのも、もっと知りたいなって思ったから。

きっと友達は俺を分析して、好きだって言ったほうがいいんじゃないか、と思ったんじゃない。だから会ってるときは『佑果ちゃんは俺のこと好きなんだ』って思ってた。デートに誘われたし、友だちだから『いいよ』って感じで。最初はそんなに意識してなかった。そのうち、フィーリング合うかなって。

なにその発言!? まあでも、変に意識されてたら恥ずかしいからよかったけど。あのときはホント一緒にいるのが楽しかったんだよ。ほとんど毎日・・・(続きは本誌で)

The Voice / Kamba Shohei, Mizuhara Yuka
Photographer / Patrick Tsai
Text / Kiuchi Aki
Edit / Yamawaka Masaya